ノビー(上田  昇)もどき

ラテン系日本人125ccライダー。

ノビー、かなりヨーロッパで知名度の高い日本人(たいがいの日本人トップライダーはそうか)。メチャクチャハイテンションで、インタビューはすべて流暢な英語&イタリア語でこなす。でもメガネをかけた顔はああ日本のサラリーマンつう感じで憎めない、愛すべきキャラである。彼の世界での活躍あたりから、日本人の世界グランプリにおける活躍が目覚しくなったなぁ。

彼が世界GPに参戦したのは91年。全日本でランキングトップでもなかった彼にとって世界を走り続けること(シートを確保し続けること)は簡単では無かった。つまり結果を残し続けることしか無かった。そして開幕戦の鈴鹿で優勝し、第二戦で3位表彰台、第三戦でまた優勝とこれ以上ないという結果をのこし彼は世界を引き寄せた。男やな。全日本時代からのライバル坂田(カズート)や若井らとともにしのぎを削っているうちに何時の間にかGP125ccの表彰台をいつも日本人ライダーが独占していた。

彼のクイックで切れのいいライディングは、ライバル達がポケバイ出身のなか、チャリダー出身という異色性から来るもの(笑)、イタリア人に愛されるのもわかります。

”もどき”イイでしょ。スリムな125を振り回すノビーが表現できたかな?しかしテクニカルスポーツのシンプルなバイクに反してド・ハ・デ・なメットが大変でした。次はシンプルなライダーにしよう・・・(ヘヘヘヘ・・・ヘトヘトっす)。