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バリー・シーンもどき

サーの称号をもつ男。

1976、77年WGP500ccチャンピオン、伝説のライダーと人は呼ぶ。ゼッケンはこだわり続けて”7”。チャンピオンになっても”7”。後の永久欠番ケヴィン・シュワンツ(ゼッケン34)も彼の助言を受けてのこととか。

75年のデイトナ、82年のシルバーストーンと2度の超高速クラッシュから奇跡的な生還を果たし、ボルトだらけの体でトップバトルを演じるなどして”メタルミッキー”と呼ばれたりもしたらしい。

レース後のインタビューでは、くわえタバコ(スポンサー)でウィットに富んだ受答え、ワイルドでイケてるルックス、アグレッシブなライディング、とかなりメディア受けするキャラクターな彼ですが、人一倍レースが好きで最期までレーサーとしてバイクに乗り続けたそうです。

危険なコースでのレースボイコットを呼びかけるなど、積極的にレースの安全性を高める運動を行い、2輪レースをスポーツとして認識させた功労者は、2003年3月10日、ガンにより52歳の若さで生涯を閉じました。

”もどき”については、とにかく男前になるように頑張りました。くれぐれもヘルメットのドナルドダックがつぶれて見えないとか言わないように(・・・ご容赦ください。)