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加藤大治郎1999もどき

全日本選手権250ccクラス
1997年、ホンダワークスチーム入り
と同時に年間11戦中8勝をあげ
タイトルを獲得した加藤大治郎選手。
しかし翌1998年は新しいバイクに苦しみ
不本意な結果に。
そして迎えた1999シーズンは彼にとって
このままならワークスはクビ、
復活すれば世界グランプリ、
といった崖っぷちの状況だったという。

ヤマハワークスの松戸直樹選手との
一騎打ちとなったそのシーズン、
前半戦は松戸選手がリードするも
シリーズ後半には加藤選手が
連続優勝を飾り巻き返すといった
両者一歩も譲らぬ展開、最終戦を
迎える段階で年間獲得ポイントで
松戸選手が若干リードしていた。

最終戦もてぎ。

予選ではコースレコードを
2秒も短縮してのポールポジション

決勝レースでも
他を寄せ付けない
圧倒的な走りで独走優勝した加藤選手。

年間を通じて松戸選手と加藤選手の
成績が全く同じだったため
当時のルールで前年のランキングで
上位だった松戸選手がシリーズチャンピオン、
加藤選手は2位となった。

しかし後半戦の力強いライディングが
認められ、2000年から
念願の世界へ羽ばたいた加藤選手

苦しみ、思考錯誤を積み重ねた
全日本時代が後の世界GPでの大活躍に
つながっていたように見えた。

というわけで

今年のダイジローもどきは74番ではなく、
全日本でのラストイヤーとなった
記念すべきゼッケン100を。

まだまだ100点のもどきはツクレナイ
けれども。。。


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