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10月23日。あのケヴィン・シュワンツによるライディングスクールの一日目が日本で初めて開催されていた。ちょうどそのころ、私は期待に胸躍らせて新幹線の中にいた。

実は”東海の暴れん坊”こと水谷勝氏の御好意でケヴィンさんや辻本さんに会わせてくれるというのだ。信じられないような素敵な事態にナリフリ構わず私は新幹線に飛び乗っていた。辻本聡さん、ケヴィンシュワンツさんのもどきと、とっておきの最新作、2004年鈴鹿8H仕様の”水谷勝もどき”を鞄に忍ばせて。

待ち合わせはグランドホテル浜松のロビー。teamMUR代表の豊島信子さんがわざわざ私のために来てくださった。同広報企画室の白畑氏と森氏を交えて事前に色々な説明を聞かせていただいた。皆様、もうむちゃくちゃ良い人達で、明るく面白い。

一時間ほど話した頃、ホテルの前にバイクの音が次々に聞こえてきた。水谷さんがライディングスクールの受講生の皆さんを竜洋コースからホテルまで先導されているらしいことを聞いた。

あ、もうスグ会えるんや。と思うとドコドコ聞こえるバイクのアイドリング音はやがて私の心臓の音にかき消されていった。

水谷さんが現れた。ドカドカ歩いてきた。ジャケットを脱いでロビーのソファーに置き、フイーってな感じでそこにいる。私はとにかく最初が肝心と思ったかどうか定かでは無いが「はじめまして○○です!」とかなんとか言った(と思う)。「オウ」と普通に軽い反応で対応したと思ったら、なにやら「ケヴィン!ケヴィン!」とか呼んでる。「おい辻!辻!」とも。

なんだか私の頭の回転数は上がらないままに、どんどんシフトアップしていくようだった。気が付けば私のまわりは凄いことになっていた。

ケヴィン・シュワンツさん、辻本聡さん、水谷勝さん、が立っていて、なんと偶然いあわせた横内さんが近くの椅子に座ってこちらを見ていらっしゃる!

水谷さんが私を皆さんに紹介してくださった。例の粘土の・・・とか、事前に話してくれていたようだった。

ケヴィン・シュワンツ氏に私のクレイをプレゼントし、握手。なにやらもどきをジャックナイフとかさせて遊んでいる。私はあまりの事態にクラクラきながらも、辻本聡さんにクレイを手渡す。「おーかわいい」と辻本さん。「これ売ってんの?」「いえ」「それじゃ、なんでまた?」「趣味で〜」などなど会話していたように思う。

記念撮影などしていただいた後、皆さんホテルの部屋へ戻ってらっしゃった。

そばで見ていた横内氏から声を掛けていただいた。「君すごいねー、良い趣味だ。すごく細かく良く出来ているよ。」と、絶賛してくださる。とにかく、ありがとうございます、というのが精一杯だった。

しまった、私のホームページを宣伝するのも忘れている。

MURスタッフのみなさんと伴に水谷さんの部屋に連れて行ってもらい、そこで今回の最新水谷勝もどきを手渡すことが出来た。

その後着替え終わった水谷さん辻本さんとまたロビーにいると、水谷さんが以前プレゼントしたウォルターウルフの水谷もどきと今回の最新水谷もどきをテーブルの上に並べて、なにやら覗き込んでいる。

気が付くと目の前の土産物屋にケヴィンもいて、また合流。水谷さんがお二人に「どうや!これ!」なんて言ってくださってる。ケヴィンはウォルターウルフの水谷もどきを眺めて「おーこれ知ってるわ。懐かしい」的なことを言っていた。辻本さんは「よく特徴掴んでるわ。けど昔はもっとこう体が激しく・・・」と、フォームを作って話してくれた。そして最新水谷もどきについて「これなんか、ビビリが入ってるあたりそっくり!」すかさず水谷さんが「わっはっは、うるさい」

ホンマに涙が出そうなくらい嬉しい時間がながれた。

その後のハナシは私の宝箱にしまっておきます。

終始おもろいハナシで楽しませていただいた皆様、本当にありがとうございました。

そして今回のような素敵な機会を与えてくださった、水谷勝さんに、最大級の気持ちを込めて、

ありがとうございました。